"Yesterday I went to the market, and I buy some apples. Then I was meeting my friend, who tells me about her new job."(昨日、私は市場に行って、りんごを買います。それから友達に会っていて、彼女は新しい仕事のことを話します。)この段落の動詞はどれも実在する英語の動詞の形ですが、それでも読むのがつらい文章です。間違いは個々の動詞にあるのではありません。動詞どうしの関係にあります。それを扱うのが sequence of tenses(時制の一致)です。
ルールはひとつ:アンカーを決める
物語を書いたり話したりする前に、ひとつだけ決めてください。物語はタイムラインのどこに立っているのか? それがアンカー(基準点)です。あとは、すべての動詞をそのアンカーとの関係で選びます。
| アンカーとの関係 | 必要な時制(過去を基準にした物語) | 例文 |
|---|---|---|
| アンカーより前に起きた | Past perfect | She had missed the bus. |
| アンカーの時点で、完了した動作 | Past simple | She walked to school. |
| アンカーの時点で、進行中 | Past continuous | It was raining. |
| アンカーより後、予定や予想 | would + verb、was going to | She knew she would be late. |
この4つを組み合わせると、自然な段落になります。
She had missed the bus, so she walked to school. It was raining, and she knew she would be late.(彼女はバスに乗り遅れていたので、歩いて学校に行きました。雨が降っていて、遅刻するだろうと彼女は思っていました。)
難しいことは何もありません。ひとつのアンカーに対して、4つの動詞がそれぞれ正しい位置に置かれているだけです。個々の時制は Past Simple vs Past Continuous と Past Perfect Explained で扱っています。
ルール1:過去と現在を行き来しない
圧倒的に多いミスは、文や段落の途中で過去から現在へ流れてしまうことです。
I walked into the room and see a stranger sitting there.→ I walked into the room and saw a stranger sitting there.When we arrived, the shop is already closed.→ When we arrived, the shop was already closed.
流れてしまうのは、ほとんどの場合、頭の中で場面が生き生きしているからです。見直しのときの簡単な習慣があります。すべての動詞に下線を引き、それぞれが直前の動詞と同じ時間の枠に属しているか、違うならその明確な理由があるかを確認しましょう。
ルール2:過去完了は「アンカーより前」にだけ使う
過去完了は、より格好いい過去形ではありません。「いま話している別の過去の出来事より前」という意味です。
- When I got to the station, the train had already left.(出発のほうが先)
- When I got to the station, the train left.(同時に起きた、または私が着いた直後に電車が出た)
比べる相手になる2つ目の過去の出来事がなければ、過去完了は必要ありません。違いを詳しく知りたい方は Past Perfect Continuous vs Past Perfect をご覧ください。
ルール3:今も真実なら、現在形のままでよい
過去のアンカーがあっても、すべての動詞を過去にずらす必要はありません。変わらない事実、一般的な真理、今も成り立つことは現在形のままでかまいません。
- The teacher explained that water boils at 100°C.(一般的な真理)
- He told me he lives in Lisbon.(今も真実)
2つ目の例では、彼が今もそこに住んでいるなら、lives も lived も正しいです。過去形を選ぶとより厳密な時制の一致を示すことになり、多くの試験が期待するのはこちらです。
ルール4:間接話法では一段階さかのぼる
伝える動詞が過去(said, told, asked, thought)のとき、伝える内容の中の動詞は通常一段階過去へずれます。
| 直接話法 | 間接話法 |
|---|---|
| "I am tired." | She said she was tired. |
| "I work here." | He said he worked there. |
| "I have finished." | She said she had finished. |
| "I went home." | He said he had gone home. |
| "I will call you." | She said she would call me. |
時を表す語も一緒に変わります:now → then, today → that day, tomorrow → the next day, yesterday → the day before. 間接話法は別の記事で詳しく扱う予定なので、ここでは簡単なまとめとして読んでください。
ルール5:時の節では、未来を現在形で表す
これも時制の一致のルールで、未来についてのものです。when, as soon as, before, after, until, while、そして if の後では、意味は未来でも英語は現在形を使います。
I will call you when I will arrive.→ I will call you when I arrive.We'll leave as soon as she will be ready.→ We'll leave as soon as she is ready.If it will rain, we'll stay home.→ If it rains, we'll stay home.
最初の動作が2つ目の動作が始まる前に完了している必要があるときは、現在完了を使います:I'll call you as soon as I've finished.
枠を選ぶ:過去の物語か、「historic present」か
どちらも物語を語る有効な方法です。ただし、ひとつの枠の中にとどまることが条件です。
| 過去の枠 | 現在(「historic」)の枠 | |
|---|---|---|
| 主な出来事 | Past simple | Present simple |
| 背景 | Past continuous | Present continuous |
| より前の出来事 | Past perfect | Past simple または present perfect |
| 主な用途 | 文章、フォーマルな語り | 口頭の体験談、ジョーク、小説 |
| 例文 | I was walking home when a man stopped me. | I'm walking home, and this man stops me. |
現在の枠も、「いま」に一段階近いだけで、論理は同じです。より前の出来事は、やはりアンカーから一段階前の時制になります。
直してみよう:5つの例
それぞれの文を、時制が一貫するように書き直してください。
She told me that she is moving to Canada next year, but she didn't have a visa yet.→ She told me that she was moving to Canada the following year, but she didn't have a visa yet.When I opened the door, the cat jumps out.→ When I opened the door, the cat jumped out.I was tired because I work all day.→ I was tired because I had worked all day.He said he will help us.→ He said he would help us.I'll text you when I will get home.→ I'll text you when I get home.
ミスの大半を防ぐ習慣
見直しのときは、シンプルなルールをひとつ持っておきましょう:「同じ枠か、変える理由か。」 動詞の時制が直前と違うたびに、時間の何が変わったのかを自問します。答えが、より前の出来事なら過去完了を使います。一般的な真理なら現在形を使います。何も変わっていないなら、動詞を元に戻します。
練習するには
一貫性は、それぞれの時制をよく知ることから生まれます。まずは個々の時制から取り組みましょう。12時制の一覧表では、時制どうしの関係をひとつのタイムライン上で確認でき、Present Perfect vs Past Simple では、学習者が最もつまずきやすいもうひとつの境目を扱っています。
よくある質問
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